★俺様主人とパシリちゃん☆


態度がコロコロ変わって、変だよ



「はやくしろ」



………優しい庵くんは?



ちゅぅ…



「…ん…んぅぅ」



一生懸命舌を動かす私



でも、庵くんは何にもして来ない



…もう……無理


口を離そうとした時



「んぅ!!!」



庵くんが私の頭を固定して、激しく舌を絡ませた



「んん!!」



くちゅっと音が漏れる



……怖いよ……


庵くん…やめて………



庵くんはしばらくすると私を開放した



「はぁ…はぁ……」



「…なに、息切らしてんだよ、脱げ」



ぇ?



私は庵くんの方を向くと妖艶に笑う庵くんがいた



「意味わかんねぇの??服を脱げってこと」



………



「ゃだ…」



「逆らうんじゃねぇよ!はやくしな!」



………こ…怖い



庵くんじゃないの??



私はゆっくりと制服を脱ぐ



「………」



庵くんは見てるだけ



涙が出ないように堪えてるけど、体の震えは止まらない



「…ナナ、怖いの?」



庵くんは優しく聞いた



泣き目の私は小さく頷く



「…怖い………庵くん…怖いよ……」



優しく抱き締めてもらえると思ってた私



でも庵くんは動かない



「怖がってる女って最高……」



………や…だ…


庵くんじゃない……



違うよ、庵くんはこんな人じゃない……



「手がとまってる…」



………やだ…


怖いよ…



誰か…助けて……



「ナナは幸せだな…大切に育てられてて……」



え?



ばん!!!



保健室のドアが開いた



「菜々先輩!!!」



入ってきたのは、竜哉くん



「菜々先輩!大丈夫ですか?」



私のもとに素早くきた竜哉くん


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