太郎物語

古本事件

1週間後、時間がちょうど合った俺と、蔵木さんはカフェでお話中。



「あの、太郎さん、本屋に行きたいんですけどいいですか?」



と言われたので、会計を済ませて本屋に行くことに。もちろん、おごりましたよ。



「ほんとにお金出してもらってよかったんですか?」って聞いてくる蔵木さん。なんだかドキドキする。これって恋?好きになっちゃった?



なんて思いながら、蔵木さんの行きつけという本屋に到着。



ここにこんな店あったんだ!と驚いた。レトロな感じ。店員はおばあさんと猫が1匹。種類は…アメショーだと思う。



蔵木さんの意外な一面(?)というか、なんというか…。そんなことが知れた気がする。



ここで何の本買うんだろう?



雑誌かな?



俺は週刊漫画を立ち読み。そして、気になる漫画を読み終わったから、店内を見て回る。



小説は嫌い。文字がたくさん並んでいて、目がちかちかするし、読む気になれない。



だから、軽くスルー。



蔵木さんは何の本を買ったんだろう…。気になる本でもあったのかな?



レジで本を袋に入れているおばあさんと話をしている。



蔵木さんは猫を抱いている。あー、あの猫になりてー…。



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