不器用なLOVER
「マジで?何かショックかも…、晶ちゃんには潔白なままでいて欲しかった」
大袈裟にうなだれる朋弥さんに、
「からかわないで。見える訳ないでしょ?」
透弥さんの低い声が答える。
確にブラウスの上から透視出来るはずがない。
ひっど〜い
朋弥さんを睨むけど、
「そんなに見つめられると照れるじゃん?何リボン直して欲しいの?そうだよね透弥不器用そうだから…」
笑顔で手を伸ばしてくる。
透弥さんの陰に隠れてそれを拒絶する。
「酷いよなぁ、透弥のせいでフラレたのにさ。目の前で見せ付けてくれちゃってさ…俺のこと慰めてくれてもいいのに」
朋弥さんのトーンが落ちた。
やっぱり空元気だったんだ。
「フラレたって、雅美さんは朋弥さんのことまだ絶対好きだよ?」
朋弥さんの顔を覗き込む。
「雅美?…嗚呼…雅美ちゃんね」
一瞬目を丸くして一人納得する。
この人ひょっとしてまた彼女の名前を忘れてた?
「もうムリだよ顔も覚えてねぇし…今夜の相手逃がしちゃった。
今からサーチするのも面倒臭ぇし晶ちゃん慰めてよ」
頭の回転が追い付けなくて、
返事に詰まる私より先に、
透弥さんの低い声が降る。
「朋弥…フザケ過ぎ。いい加減にしたら?そんなこと繰り返してると本気で誰か好きになった時困るんじゃない?」
大袈裟にうなだれる朋弥さんに、
「からかわないで。見える訳ないでしょ?」
透弥さんの低い声が答える。
確にブラウスの上から透視出来るはずがない。
ひっど〜い
朋弥さんを睨むけど、
「そんなに見つめられると照れるじゃん?何リボン直して欲しいの?そうだよね透弥不器用そうだから…」
笑顔で手を伸ばしてくる。
透弥さんの陰に隠れてそれを拒絶する。
「酷いよなぁ、透弥のせいでフラレたのにさ。目の前で見せ付けてくれちゃってさ…俺のこと慰めてくれてもいいのに」
朋弥さんのトーンが落ちた。
やっぱり空元気だったんだ。
「フラレたって、雅美さんは朋弥さんのことまだ絶対好きだよ?」
朋弥さんの顔を覗き込む。
「雅美?…嗚呼…雅美ちゃんね」
一瞬目を丸くして一人納得する。
この人ひょっとしてまた彼女の名前を忘れてた?
「もうムリだよ顔も覚えてねぇし…今夜の相手逃がしちゃった。
今からサーチするのも面倒臭ぇし晶ちゃん慰めてよ」
頭の回転が追い付けなくて、
返事に詰まる私より先に、
透弥さんの低い声が降る。
「朋弥…フザケ過ぎ。いい加減にしたら?そんなこと繰り返してると本気で誰か好きになった時困るんじゃない?」