不器用なLOVER
曖昧に笑いながら頷く。
それを見て、
眉をひそめ
「聞いてなかったでしょ?
仕方ないなあ…。
でも、すぐに分かるから」
口角だけをあげたあの笑いを浮かべて
向かいのソファに移動した
優雅に腰を下ろし、
テーブルの教科書に手を伸ばす。
「せっかくだから、みてあげる」
パラパラ捲っていた手を止め
ノートに手を伸ばした。
「あの…生徒会長さん」
ホントに勉強するつもり?
せっかくサボったのに…
「とうや…宮原透弥」
微かに聞こえた
名前で呼べってことだよね?
「えっと…宮原さん?
透弥さんじゃ…、
慣れ慣れし過ぎだよね?」
「どちらでも…
好きに呼べば?」
対して興味無さそうに、
手中のノートに目を通す
「じゃあ、透弥さんにします
私はあきらです」
教科書の裏表紙を指し示し
「知ってる。里中晶…」
ノートに視線を戻して続ける
「誤字に、脱字…多すぎ。
ここ、答え間違ってる」
赤ペンで直し始めた。
それを見て、
眉をひそめ
「聞いてなかったでしょ?
仕方ないなあ…。
でも、すぐに分かるから」
口角だけをあげたあの笑いを浮かべて
向かいのソファに移動した
優雅に腰を下ろし、
テーブルの教科書に手を伸ばす。
「せっかくだから、みてあげる」
パラパラ捲っていた手を止め
ノートに手を伸ばした。
「あの…生徒会長さん」
ホントに勉強するつもり?
せっかくサボったのに…
「とうや…宮原透弥」
微かに聞こえた
名前で呼べってことだよね?
「えっと…宮原さん?
透弥さんじゃ…、
慣れ慣れし過ぎだよね?」
「どちらでも…
好きに呼べば?」
対して興味無さそうに、
手中のノートに目を通す
「じゃあ、透弥さんにします
私はあきらです」
教科書の裏表紙を指し示し
「知ってる。里中晶…」
ノートに視線を戻して続ける
「誤字に、脱字…多すぎ。
ここ、答え間違ってる」
赤ペンで直し始めた。