不器用なLOVER
【負けず嫌いの努力家で出来ないことが悔しいって、一人で黙々と続けるんだ…】
どんな気持ちで、
頑張ってたの?
自分を影武者だとまで言って…、
追い付くことの出来ない、
背中を追い掛け続けて。
朋弥さんの立場を透弥さんは、
知らない筈がない。
どんな気持ちで、
見守ってたの?
宮原物産の御曹司という立場で、
求められてるものが分かってる。
期待に応えなければいけない重圧
それとは相反する朋弥さんへの
気遣い…。
この二人は子供の頃から
そんな世界で育ってきたんだ。
それがブルジョアジーなんだ。
「側近の俺が恥をかかないために
アイツは更にオールマイティーになって…
涼しい顔で行動の先々まで読む。
全て一人で先にやり終えちまって
その癖危うくならねぇ程度に、
俺の出番を残すんだ。
憎らしいぐらい演出付きで…」
それが二人の関係制だとしたら、
学園での透弥さんと朋弥さんの噂が当てはまるのかな?
「何をやっても透弥に勝てねぇ…
やっぱ存在自体が気障な奴だよ。
唯一女は俺のが勝つかと思えば、
しっかりこんな良い女捕まえて」
朋弥さんが私に一笑した。
「やっぱり朋弥さんも気障です」
鼻で笑って付言する。
「でもやっぱ女は透弥に勝てる。かもな?」
熱った私の顔を覗き込み、
「女を喜ばす事なら、俺のが絶対上だかんな?
アイツは無言実行タイプだから、
結果が伴わなきゃ信用されねぇ。
けど、俺は有言実行タイプなうえに
確実に出来ることしか言わねぇ。
何も言わねぇ男より大事なことは言ってくれる男の方がよくね?」
どんな気持ちで、
頑張ってたの?
自分を影武者だとまで言って…、
追い付くことの出来ない、
背中を追い掛け続けて。
朋弥さんの立場を透弥さんは、
知らない筈がない。
どんな気持ちで、
見守ってたの?
宮原物産の御曹司という立場で、
求められてるものが分かってる。
期待に応えなければいけない重圧
それとは相反する朋弥さんへの
気遣い…。
この二人は子供の頃から
そんな世界で育ってきたんだ。
それがブルジョアジーなんだ。
「側近の俺が恥をかかないために
アイツは更にオールマイティーになって…
涼しい顔で行動の先々まで読む。
全て一人で先にやり終えちまって
その癖危うくならねぇ程度に、
俺の出番を残すんだ。
憎らしいぐらい演出付きで…」
それが二人の関係制だとしたら、
学園での透弥さんと朋弥さんの噂が当てはまるのかな?
「何をやっても透弥に勝てねぇ…
やっぱ存在自体が気障な奴だよ。
唯一女は俺のが勝つかと思えば、
しっかりこんな良い女捕まえて」
朋弥さんが私に一笑した。
「やっぱり朋弥さんも気障です」
鼻で笑って付言する。
「でもやっぱ女は透弥に勝てる。かもな?」
熱った私の顔を覗き込み、
「女を喜ばす事なら、俺のが絶対上だかんな?
アイツは無言実行タイプだから、
結果が伴わなきゃ信用されねぇ。
けど、俺は有言実行タイプなうえに
確実に出来ることしか言わねぇ。
何も言わねぇ男より大事なことは言ってくれる男の方がよくね?」