不器用なLOVER
昨日は中々寝付けなくて、
朝からぼんやりしていた。
ふぁ〜と何度目かの欠伸を
噛み締める。
「ちょっと久々に顔出しておいて何呆けた顔してるのよ」
真姫に少々切れ気味に睨まれ、
「ごめんね…。昨日、中途半端に寝ちゃって」
机に突っ伏したまま謝った。
「いよいよ明日だからね後夜祭」
浮かれた声の登喜子に、
「まぁ…ね」
真姫の興味無さそうな返事、
視線だけを上げて見れば、
「今年も中には入れないから」
衣里が頬に手を添えて答えた。
後夜祭に参加出来るのは、
パートナー同伴者だけだからだ。
「あれ?二人は彼氏居るよね?」
真姫には大学生の、
衣里には研修医の彼氏が居る。
「二人ともバイトと仕事で来れないんだって」
登喜子の声は弾んでいる。
去年は二人にもまだ居なくて、
今年は彼氏が居るのに…、
参加出来ないのか。
登喜子は同志が出来たことに、
安心してるだけっぽかった。
私は初めから後夜祭には、
興味がなかったけど。
透弥さんも毎年裏方で参加は、
してないしね…。
何より社交ダンスが踊れない。
体育の授業中に何度がやってるけど巧く踊れたことがない。
「そっか…」
私も三人と外野席だ。
体して気にも止めずに、
目を閉じる。
朝からぼんやりしていた。
ふぁ〜と何度目かの欠伸を
噛み締める。
「ちょっと久々に顔出しておいて何呆けた顔してるのよ」
真姫に少々切れ気味に睨まれ、
「ごめんね…。昨日、中途半端に寝ちゃって」
机に突っ伏したまま謝った。
「いよいよ明日だからね後夜祭」
浮かれた声の登喜子に、
「まぁ…ね」
真姫の興味無さそうな返事、
視線だけを上げて見れば、
「今年も中には入れないから」
衣里が頬に手を添えて答えた。
後夜祭に参加出来るのは、
パートナー同伴者だけだからだ。
「あれ?二人は彼氏居るよね?」
真姫には大学生の、
衣里には研修医の彼氏が居る。
「二人ともバイトと仕事で来れないんだって」
登喜子の声は弾んでいる。
去年は二人にもまだ居なくて、
今年は彼氏が居るのに…、
参加出来ないのか。
登喜子は同志が出来たことに、
安心してるだけっぽかった。
私は初めから後夜祭には、
興味がなかったけど。
透弥さんも毎年裏方で参加は、
してないしね…。
何より社交ダンスが踊れない。
体育の授業中に何度がやってるけど巧く踊れたことがない。
「そっか…」
私も三人と外野席だ。
体して気にも止めずに、
目を閉じる。