不器用なLOVER
その後も後夜祭で着るドレスに、靴や装飾品まで私の趣味を聞いて
「そう、明日を楽しみにしててよ僕が晶をお姫様にしてあげる」
そんな照れてしまうことを涼しい顔で言った。
【透弥の奴は根が気障に出来てんだよな】
朋弥さんの言ってた意味が少し、分かったかも?
お姫様か…。
透弥さんの隣なら私はいつでも、気持ちはお姫様だよ?
【今は目一杯楽しみなよ?
通常では経験出来ないことも、
あの二人なら叶えてくれるから】
真姫の言葉が回って、
胸が苦しくなる。
今しかないのかな…?
透弥さんのお姫様になれるのは、今だけなの?
沈んだ気持ちが伝わったのか、
腰を引き寄せ抱き締められる。
「晶?」
「お姫様になんてなれなくてもいいよ…」
私の胸の中は今にも降り出しそう
なのに…。
「晶の笑顔が見たいんだけど…」
目線を合わせるように屈む。
「3つ目のお願いは、
僕のために盛装して、
朋弥のエスコートを受けること。
明日は笑顔で楽しんでよ。
一緒には居られないけど…、
僕も会場には居るから」
お願いされてしまったら、
もう何も言えなくて…。
軽く頷いた。
頭ごと抱えるように抱き締められ
「ゴメン…晶。
本当は僕がエスコート出来れば良かったんだけど…。
でも晶は僕だけのお姫様だから」
「そう、明日を楽しみにしててよ僕が晶をお姫様にしてあげる」
そんな照れてしまうことを涼しい顔で言った。
【透弥の奴は根が気障に出来てんだよな】
朋弥さんの言ってた意味が少し、分かったかも?
お姫様か…。
透弥さんの隣なら私はいつでも、気持ちはお姫様だよ?
【今は目一杯楽しみなよ?
通常では経験出来ないことも、
あの二人なら叶えてくれるから】
真姫の言葉が回って、
胸が苦しくなる。
今しかないのかな…?
透弥さんのお姫様になれるのは、今だけなの?
沈んだ気持ちが伝わったのか、
腰を引き寄せ抱き締められる。
「晶?」
「お姫様になんてなれなくてもいいよ…」
私の胸の中は今にも降り出しそう
なのに…。
「晶の笑顔が見たいんだけど…」
目線を合わせるように屈む。
「3つ目のお願いは、
僕のために盛装して、
朋弥のエスコートを受けること。
明日は笑顔で楽しんでよ。
一緒には居られないけど…、
僕も会場には居るから」
お願いされてしまったら、
もう何も言えなくて…。
軽く頷いた。
頭ごと抱えるように抱き締められ
「ゴメン…晶。
本当は僕がエスコート出来れば良かったんだけど…。
でも晶は僕だけのお姫様だから」