不器用なLOVER
30th riddles
勢いよく立ち上がる朋弥さんに
「分かってると思うけど…
後夜祭は19時からだよ?
タイムリミットは…」
透弥さんが声を掛けるが
「1時間だろ?」
それを朋弥さんが引き継いだ。
微かに頷くのを見取り
朋弥さんが会長室を後にする。
朋弥さんの出て行った扉を私は唯見つめ続けていた。
「朋弥なら心配ないよ。
…晶はその間にドレスアップしておけば良いから…
僕を信じて」
その時の透弥さんに一瞬戸惑いを覚えたけどその原因が何なのかを掴めないまま…
「中断したけど…続けようか?」
その台詞に鼓動が大きく波打つ。
続けるって?何を?
今までしてたことって何だった?
朋弥さんが来る前って…。
まさかね?
1人で焦る私に…
「晶…始めるよ?」
顔を覗き込む様に透弥さんが近付いてくる。
「嘘…?」
高鳴る鼓動が耳に付く。
「嘘?どうして?
そのつもりだったでしょ?」
ゆっくりと更に近付く。
「だって…ダメ…」
じゃない…。
心とは裏腹な言葉が口を吐く。
「駄目?何故?時間がないよ?」
透弥さんの腕が伸びる。
「だって…また誰か来るかも?」
頬に指先が触れた。
あっ…
キスされる。
透弥さんの目を見つめた。
「分かってると思うけど…
後夜祭は19時からだよ?
タイムリミットは…」
透弥さんが声を掛けるが
「1時間だろ?」
それを朋弥さんが引き継いだ。
微かに頷くのを見取り
朋弥さんが会長室を後にする。
朋弥さんの出て行った扉を私は唯見つめ続けていた。
「朋弥なら心配ないよ。
…晶はその間にドレスアップしておけば良いから…
僕を信じて」
その時の透弥さんに一瞬戸惑いを覚えたけどその原因が何なのかを掴めないまま…
「中断したけど…続けようか?」
その台詞に鼓動が大きく波打つ。
続けるって?何を?
今までしてたことって何だった?
朋弥さんが来る前って…。
まさかね?
1人で焦る私に…
「晶…始めるよ?」
顔を覗き込む様に透弥さんが近付いてくる。
「嘘…?」
高鳴る鼓動が耳に付く。
「嘘?どうして?
そのつもりだったでしょ?」
ゆっくりと更に近付く。
「だって…ダメ…」
じゃない…。
心とは裏腹な言葉が口を吐く。
「駄目?何故?時間がないよ?」
透弥さんの腕が伸びる。
「だって…また誰か来るかも?」
頬に指先が触れた。
あっ…
キスされる。
透弥さんの目を見つめた。