不器用なLOVER
乗り越えられない壁だってある。けど…障害物走の透弥さんの様に華麗に飛び越えてくれることを…信じるだけだ。
「誤解の無いように言っとくけど今は透弥さんを何とも思ってないからね?
確かに透弥さんには世話になったし良くしてもらってるけどさ…。
精神的にも私を支えてくれた人が別に居るんだ。
って言っても完全な片思いだけど…つくづく恋愛に縁がないよ」
おどけて肩を竦めて見せた。
「片思いだなんてどうして分かるんですか?
気持ち確かめたんですか?」
志穂さんは透弥さんと同じだ。
自分を過小評価している。
ボーイッシュにしてはいるけど、中性的色気が滲み出ていてとても魅力的な人なのに。
「確かめる必要何てないよ…。
同性としてしか見てないんだから…おまけにそいつの好きな人は、完璧人間!」
完璧人間って…。
まさか?
「朋弥さん…ですか?」
恐る恐る聞いた私を
志穂さんは目を丸くして見つめ、呆気にとられている。
「だって…朋弥さんの好きな人は透弥さんでしょ?
透弥さんなら完璧な人間って感じ…すると思うし
朋弥さん相手なら確かめることも出来ないかなって思ったから」
突然志穂さんが吹き出し高笑いを始めた。
「誤解の無いように言っとくけど今は透弥さんを何とも思ってないからね?
確かに透弥さんには世話になったし良くしてもらってるけどさ…。
精神的にも私を支えてくれた人が別に居るんだ。
って言っても完全な片思いだけど…つくづく恋愛に縁がないよ」
おどけて肩を竦めて見せた。
「片思いだなんてどうして分かるんですか?
気持ち確かめたんですか?」
志穂さんは透弥さんと同じだ。
自分を過小評価している。
ボーイッシュにしてはいるけど、中性的色気が滲み出ていてとても魅力的な人なのに。
「確かめる必要何てないよ…。
同性としてしか見てないんだから…おまけにそいつの好きな人は、完璧人間!」
完璧人間って…。
まさか?
「朋弥さん…ですか?」
恐る恐る聞いた私を
志穂さんは目を丸くして見つめ、呆気にとられている。
「だって…朋弥さんの好きな人は透弥さんでしょ?
透弥さんなら完璧な人間って感じ…すると思うし
朋弥さん相手なら確かめることも出来ないかなって思ったから」
突然志穂さんが吹き出し高笑いを始めた。