不器用なLOVER
自分の的違いな発言に顔を染め

「そっ…そんなに笑わなくっても良いじゃないですか!」

志穂さんに抗議の声を上げる。

一頻り笑った後

「ごめんごめん…。
剰りにも独創的な答えで驚いたよまさかそうくるとはね?
勘の良い子は大概直ぐ気付くんだけどね…。
そういう抜けた処が透弥さんには擁護心を擽らせ…
朋弥さんには助勢心を刺激させるって訳だ!」

滲ませた涙を拭う。

「きっと素直さが私には不足してたんだよね…」

何かを吹っ切ったのか
志穂さんの顔付きが変わった。

「さっ…仕事仕事!
んな格好で風邪ひかせたりしたらまた透弥さんに干されるからね」

言うが速いかテキパキと補正下着を着けていってくれた。

「ふ〜ん…流石透弥さんだよね。ピッタリだ」

補正下着と言われるだけあり、
脇やお腹に果ては背中からも…
寄せて上げてキープされてる胸はもちろんのことだけど…お尻まで上向きに上がってる。

「本物の紳士は女性の見た目からスリーサイズを当てられるって!私はまだまだ数cmの誤差が出る」

ってことはこれって透弥さんが?

すっかり体型の変わった私の体を眺め納得している志穂さんに
遠慮がちに呟く。

「でも…少しキツイかも?」

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