不器用なLOVER
33rd astonish
透弥さんは関心が無いのか
話題を変えた。
「処で晶…申し訳ないけど
朋弥からの連絡で後夜祭には、
間に合いそうもないそうだよ」
余り気にした様子もなく冷静に
告げる。
「えっ?
なら後夜祭の参加は出来ないってことだよね?」
気落ちする私を前に
「ねえ晶…廊下で友達が待ってる行ってみて」
透弥さんは平然と言った。
何時もなら私を慰めてくれるのに多少の違和感を感じはするもののいつも透弥さんに甘えているのは考えものだと思い直す。
「あっ!晶ありがとう!」
着飾った登喜子に抱き付かれ
「どういう意味?」
同じくドレスで美装した衣里を
見つめる。
「さっき放送聞いたから…」
「放送って?」
衣里が話終わる前に畳み掛ける。
「体育祭の遅れを取り戻す為に
全員参加で盛り上げるんでしょ!私たちみたいな一人者は交代で、手伝いするんだけんどね…」
盛装した真姫が多少の不平を口にした時。
「強制参加ではないから帰宅して構わないと付言した筈だけど?」
頭上から声が降る。
見上げれば透弥さんが真姫を
見て眼鏡を押し上げている。
「それが何で私にありがとう?」
私の疑問に
登喜子が離れて首を捻った。
話題を変えた。
「処で晶…申し訳ないけど
朋弥からの連絡で後夜祭には、
間に合いそうもないそうだよ」
余り気にした様子もなく冷静に
告げる。
「えっ?
なら後夜祭の参加は出来ないってことだよね?」
気落ちする私を前に
「ねえ晶…廊下で友達が待ってる行ってみて」
透弥さんは平然と言った。
何時もなら私を慰めてくれるのに多少の違和感を感じはするもののいつも透弥さんに甘えているのは考えものだと思い直す。
「あっ!晶ありがとう!」
着飾った登喜子に抱き付かれ
「どういう意味?」
同じくドレスで美装した衣里を
見つめる。
「さっき放送聞いたから…」
「放送って?」
衣里が話終わる前に畳み掛ける。
「体育祭の遅れを取り戻す為に
全員参加で盛り上げるんでしょ!私たちみたいな一人者は交代で、手伝いするんだけんどね…」
盛装した真姫が多少の不平を口にした時。
「強制参加ではないから帰宅して構わないと付言した筈だけど?」
頭上から声が降る。
見上げれば透弥さんが真姫を
見て眼鏡を押し上げている。
「それが何で私にありがとう?」
私の疑問に
登喜子が離れて首を捻った。