不器用なLOVER
誰かが髪を撫でてる…、
影が近付いて…、
唇に…柔らかい感触。
ゆっくり眼を開けると、
「…透弥さん」
涼しげに微笑む、
「何?」
慌てて起きようとするんだけど、
「何してるんですか?」
覆い被さる体勢の存在に、
「顔見てるけど」
身動きが取れない。
全てを見透かされそうな眼に、
堪らず顔を動かすと、
眼の前に透弥さんの腕
「そらさないで」
長くしなやかな指が頬に触れ、
ロックされたことに気付く。
ヤバイ…。
私、このまま食べられちゃう
「顔赤い」
早鐘の鼓動は痛くて息苦しい。
「…もう来ないかと思った」
透弥さんの眼が揺れてる。
その頬に引き寄せられた手が伸び指が触れた体温は冷たくて心地いい。
「眼鏡…」
だからなんだ。
いつも以上に近く感じ、
表情が分かる。
「ああ…、度入ってないんだ」
息がかかる程近付き、
「本当はこんな近付かなくても見える」
一定に保たれた距離に、
かかる息に、
鳴り止まない鼓動。
私、期待してる?
kissされたいと思ってる。
自分の気持ちが分からなくて、
怖かった。
影が近付いて…、
唇に…柔らかい感触。
ゆっくり眼を開けると、
「…透弥さん」
涼しげに微笑む、
「何?」
慌てて起きようとするんだけど、
「何してるんですか?」
覆い被さる体勢の存在に、
「顔見てるけど」
身動きが取れない。
全てを見透かされそうな眼に、
堪らず顔を動かすと、
眼の前に透弥さんの腕
「そらさないで」
長くしなやかな指が頬に触れ、
ロックされたことに気付く。
ヤバイ…。
私、このまま食べられちゃう
「顔赤い」
早鐘の鼓動は痛くて息苦しい。
「…もう来ないかと思った」
透弥さんの眼が揺れてる。
その頬に引き寄せられた手が伸び指が触れた体温は冷たくて心地いい。
「眼鏡…」
だからなんだ。
いつも以上に近く感じ、
表情が分かる。
「ああ…、度入ってないんだ」
息がかかる程近付き、
「本当はこんな近付かなくても見える」
一定に保たれた距離に、
かかる息に、
鳴り止まない鼓動。
私、期待してる?
kissされたいと思ってる。
自分の気持ちが分からなくて、
怖かった。