不器用なLOVER
「何でって…ねえ?」
登喜子が同意を求め衣里を見る。
透弥さんに直視された真姫は
恐縮し押し黙っている。
「何してるの?
手伝い組は準備に行きなよ」
それを受け
衣里が一礼して歩き出すのに続き真姫と登喜子も頭を下げる。
「あっ待って!私も…」
三人の後を追い掛けようとする
「晶のエスコートは此処に居る」
私の腰に透弥さんの腕が回る。
一度は振り返った三人も
透弥さんに捕まる私を見て
歩き出した。
「えっだって…透弥さんは主催者だから参加出来ないって…」
首を回し見上げると。
「手伝いしてくれる人達が増えたからね…。
僕が居るまでも無いでしょ?」
ほんのり顔を赤くしていた。
「支度するから少し待っててよ」
「支度って?」
きょとんとした顔の私に
「お姫様のエスコートが制服では格好付かないでしょ?」
泰然と言い切った。
「お姫様って…恥ずかしいよ…」
うつ向く私の頬に手を添えて
「馬子にも衣装だね。
晶もそれなりに見える…」
上を向かせ
「ほら顔が見えないでしょ!」
口角を上げて見せる。
「それなりにって…。
どうせ私は透弥さんの手に掛からなきゃ見られないもん…」
すねる私の耳元に唇を寄せ
「晶なら何時だって僕の手で…、綺麗にしてあげるから」
囁いた。
登喜子が同意を求め衣里を見る。
透弥さんに直視された真姫は
恐縮し押し黙っている。
「何してるの?
手伝い組は準備に行きなよ」
それを受け
衣里が一礼して歩き出すのに続き真姫と登喜子も頭を下げる。
「あっ待って!私も…」
三人の後を追い掛けようとする
「晶のエスコートは此処に居る」
私の腰に透弥さんの腕が回る。
一度は振り返った三人も
透弥さんに捕まる私を見て
歩き出した。
「えっだって…透弥さんは主催者だから参加出来ないって…」
首を回し見上げると。
「手伝いしてくれる人達が増えたからね…。
僕が居るまでも無いでしょ?」
ほんのり顔を赤くしていた。
「支度するから少し待っててよ」
「支度って?」
きょとんとした顔の私に
「お姫様のエスコートが制服では格好付かないでしょ?」
泰然と言い切った。
「お姫様って…恥ずかしいよ…」
うつ向く私の頬に手を添えて
「馬子にも衣装だね。
晶もそれなりに見える…」
上を向かせ
「ほら顔が見えないでしょ!」
口角を上げて見せる。
「それなりにって…。
どうせ私は透弥さんの手に掛からなきゃ見られないもん…」
すねる私の耳元に唇を寄せ
「晶なら何時だって僕の手で…、綺麗にしてあげるから」
囁いた。