不器用なLOVER
鉄ちゃんの力強い声が響いた。
「ですが…今ははっきり申し上げさせて頂きます。
俺は誰よりも志穂が好きだ!
一生掛けて彼女を守って行く!」
それはきっと志穂さんの心にも
響いた筈だった。
「…分かったでしょ。
もう良いよね?」
何かを遮る様に透弥さんの声が
それを引き継いでしまった。
「…それは出来ないって言った筈だよね?
志穂さんと代わる訳には行かない朋弥の言いたいことは分かってる彼女の気持ちも彼と同じだから」
今は透弥さんが朋弥さんと話しているのだろう。
朋弥さんは志穂さんと話すことを諦めていないらしく。
「駄目だよ朋弥。
それは志穂さんに失礼でしょ。
…いい加減にしなよ朋弥。
それを言わせてどうするの?」
透弥さんが宥め続けてる。
「それは僕には出来ない!」
透弥さんが言い切ったのと。
「もう良いですよ透弥さん…。
朋弥さんは何を言わせたがってるんですか?」
志穂さんの声が続く。
「志穂さん…。
僕等の前で鉄宏さんの気持ちに、応えることが出来ますか?」
それってつまり、
「鉄ちゃんが好きだ」って宣言するってことでしょ。
目の前で繰り広げられるドラマの様な展開に興奮して胸が高鳴っていく。
「ですが…今ははっきり申し上げさせて頂きます。
俺は誰よりも志穂が好きだ!
一生掛けて彼女を守って行く!」
それはきっと志穂さんの心にも
響いた筈だった。
「…分かったでしょ。
もう良いよね?」
何かを遮る様に透弥さんの声が
それを引き継いでしまった。
「…それは出来ないって言った筈だよね?
志穂さんと代わる訳には行かない朋弥の言いたいことは分かってる彼女の気持ちも彼と同じだから」
今は透弥さんが朋弥さんと話しているのだろう。
朋弥さんは志穂さんと話すことを諦めていないらしく。
「駄目だよ朋弥。
それは志穂さんに失礼でしょ。
…いい加減にしなよ朋弥。
それを言わせてどうするの?」
透弥さんが宥め続けてる。
「それは僕には出来ない!」
透弥さんが言い切ったのと。
「もう良いですよ透弥さん…。
朋弥さんは何を言わせたがってるんですか?」
志穂さんの声が続く。
「志穂さん…。
僕等の前で鉄宏さんの気持ちに、応えることが出来ますか?」
それってつまり、
「鉄ちゃんが好きだ」って宣言するってことでしょ。
目の前で繰り広げられるドラマの様な展開に興奮して胸が高鳴っていく。