不器用なLOVER
35th confession
志穂さんの明言に思わず感嘆の声をあげてしまった私に。
「驚かないんだね?」
すかさず志穂さんが指摘するけど私はその意味を理解出来ず。
「えっ?」
瞬きを繰り返す。
「此処へ来る前に晶には僕から、鉄宏さんのポーズの件も含めて…全て既に話し済みですので…」
透弥さんの付言にようやく意味を飲み込む。
「誤解があっても困りますから、僕から順を追って解説します」
一言一言、言葉を選ぶ様に静かに語り始めた。
「先ずきっかけは僕が鉄宏さんに言った一言です。
この部屋で二人になった時に僕は鉄宏さんには本当の気持ちを既に志穂さんに『伝え済み』だと断言しました」
驚きに目を見開く志穂さんと、
うつ向く鉄ちゃん。
「僕からお二人には謝らなくてはいけませんでしたね…。
志穂さんはお気付きでしょうが…僕は鉄宏さんの気持ちどころか、ポーズの件も含め『誰にも何も』伝えた覚えはありませんから…」
表情一つ変えず鉄ちゃんを見据え
「鉄宏さんはご自分の意志で、
志穂さんに想いを告げられた。
それから…」
ゆっくりと視線を志穂さんに移し
「志穂さんも素直にはっきりと、それを受け入れましたよね?」
「然しそれでは…」
「ちょっと待ってよ…」
「驚かないんだね?」
すかさず志穂さんが指摘するけど私はその意味を理解出来ず。
「えっ?」
瞬きを繰り返す。
「此処へ来る前に晶には僕から、鉄宏さんのポーズの件も含めて…全て既に話し済みですので…」
透弥さんの付言にようやく意味を飲み込む。
「誤解があっても困りますから、僕から順を追って解説します」
一言一言、言葉を選ぶ様に静かに語り始めた。
「先ずきっかけは僕が鉄宏さんに言った一言です。
この部屋で二人になった時に僕は鉄宏さんには本当の気持ちを既に志穂さんに『伝え済み』だと断言しました」
驚きに目を見開く志穂さんと、
うつ向く鉄ちゃん。
「僕からお二人には謝らなくてはいけませんでしたね…。
志穂さんはお気付きでしょうが…僕は鉄宏さんの気持ちどころか、ポーズの件も含め『誰にも何も』伝えた覚えはありませんから…」
表情一つ変えず鉄ちゃんを見据え
「鉄宏さんはご自分の意志で、
志穂さんに想いを告げられた。
それから…」
ゆっくりと視線を志穂さんに移し
「志穂さんも素直にはっきりと、それを受け入れましたよね?」
「然しそれでは…」
「ちょっと待ってよ…」