不器用なLOVER
上目使いで透弥さんを見ながら、紅茶を一口飲むと
私を真っ直ぐ見つめ、
「晶…触れられるの嫌だよね?」
私のカップを奪って、
「嫌なら、言って…」
キスをする。
唇を塞いでいたそれは、
次第に激しく吸い込むように、
求め、
口を少し開くと、
熱いモノが侵入してきた。
「んっ…んんっ」
肩を押して体を引き離す。
「ゴメン…。嫌だよね。
消毒だと思ったんだけど」
小さく頭を振る。
「そうじゃない。誰か来ちゃう」
視線を戸口に移すと、
「呼ばない限り誰も来ないよ」
それを私の上で止める。
「僕も我慢してるんだ。
なのに晶は無防備に隣に座ったりするから…」
透弥さんの眼鏡に手を延ばす。
「何?外して欲しいの?」
小さく頷く。
それを外して、
「透弥さんのこの顔は、私しか、知らないね」
首に手を回す。
背中に回された手が私を支え、
ソファに倒した。
「なら、僕にも教えて。
僕しか知らない、
晶の顔…」
近付く唇が重なる前に、
「キスは三回…。
透弥さんにしかされてないよ」
微かに肩が揺れ、
口角を上げ、
「そう。ならこれで五回目だね」
重なる。
私を真っ直ぐ見つめ、
「晶…触れられるの嫌だよね?」
私のカップを奪って、
「嫌なら、言って…」
キスをする。
唇を塞いでいたそれは、
次第に激しく吸い込むように、
求め、
口を少し開くと、
熱いモノが侵入してきた。
「んっ…んんっ」
肩を押して体を引き離す。
「ゴメン…。嫌だよね。
消毒だと思ったんだけど」
小さく頭を振る。
「そうじゃない。誰か来ちゃう」
視線を戸口に移すと、
「呼ばない限り誰も来ないよ」
それを私の上で止める。
「僕も我慢してるんだ。
なのに晶は無防備に隣に座ったりするから…」
透弥さんの眼鏡に手を延ばす。
「何?外して欲しいの?」
小さく頷く。
それを外して、
「透弥さんのこの顔は、私しか、知らないね」
首に手を回す。
背中に回された手が私を支え、
ソファに倒した。
「なら、僕にも教えて。
僕しか知らない、
晶の顔…」
近付く唇が重なる前に、
「キスは三回…。
透弥さんにしかされてないよ」
微かに肩が揺れ、
口角を上げ、
「そう。ならこれで五回目だね」
重なる。