不器用なLOVER
どういう意味だろう?
私にしか聞こえないように言ったんだよね?
副会長が出て行ったドアを暫く見つめていた。
「晶?」
透弥さんの声に振り返ると私を見つめる目と合う。
「どうかした?」
首を横に振り寄り添うように立った。
「私も実行委員なんだから何か手伝うよ?」
返事の代わりに、眼鏡を外したその手を腰に回され、引き寄せられる。
むっ胸に顔が当たってる。
恥ずかしくて鼓動が速まる。
「時々こうしてくれると安らぐ」
こういうことするのってつまり…
「私は…透弥さんの彼女なの?」
声が上擦る。
見下ろすと目を丸くした透弥さんが見上げていた。
「僕はそのつもりだったけど。
晶は違ったの?」
「だって…付き合おうとは言われてないもん」
頷いて目を細め口角をあげる。
「晶は彼氏以外の男とキス出来るんだ?僕は彼女以外とは出来ないけど?」
顔が赤くなるのが自分で分かるぐらい熱くなる。
「いっ…意地悪」
そう呟くのが精一杯の抵抗だった
そんな私を満足そうに見ていた。
「晶は勉強しなくていいの?
体育祭は期末試験の後だけど?」
突然話が変わって一瞬戸惑う。
期末試験…。
すっかり忘れてた。
レベルの高過ぎる授業についていけてない私が大丈夫なわけなかった。
私にしか聞こえないように言ったんだよね?
副会長が出て行ったドアを暫く見つめていた。
「晶?」
透弥さんの声に振り返ると私を見つめる目と合う。
「どうかした?」
首を横に振り寄り添うように立った。
「私も実行委員なんだから何か手伝うよ?」
返事の代わりに、眼鏡を外したその手を腰に回され、引き寄せられる。
むっ胸に顔が当たってる。
恥ずかしくて鼓動が速まる。
「時々こうしてくれると安らぐ」
こういうことするのってつまり…
「私は…透弥さんの彼女なの?」
声が上擦る。
見下ろすと目を丸くした透弥さんが見上げていた。
「僕はそのつもりだったけど。
晶は違ったの?」
「だって…付き合おうとは言われてないもん」
頷いて目を細め口角をあげる。
「晶は彼氏以外の男とキス出来るんだ?僕は彼女以外とは出来ないけど?」
顔が赤くなるのが自分で分かるぐらい熱くなる。
「いっ…意地悪」
そう呟くのが精一杯の抵抗だった
そんな私を満足そうに見ていた。
「晶は勉強しなくていいの?
体育祭は期末試験の後だけど?」
突然話が変わって一瞬戸惑う。
期末試験…。
すっかり忘れてた。
レベルの高過ぎる授業についていけてない私が大丈夫なわけなかった。