理想の結婚【2】
「ねぇ、有方さん。 
私も名前で呼んでもいいですか?」


「もちろん。」


俺が笑顔で答えると、俺を上目遣いで見て、


「郁人・・・」


「うん?」


「あはっ!!」


果穂ちゃんは目が細くなるくらいの
無邪気な笑顔で笑った。


「郁人、大好き!!」


果穂は俺に抱きついた。


「俺もだよ、果穂。」







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