ダーリンは王子様★
あたしはプイッと王子に背中を見せるように寝返りを打った。
「ふぅん…じゃあ、コレのお礼ってことでデートってのは?」
え?
「あ!それ!」
振り返ると王子はあたしが作ったお守りを手に持っていた。
「キャー!見ないで!返して!エッチスケッチワンタッチー!」
慌てて取り返そうとするがヒョイっとハーパンのポッケに入れられてしまった。
「このヘタクソなお守りは俺へのプレゼントですよね?」
「違います。」
「でもお守りの中の手紙には王子へって書いてあったんですけど。」
「中見たの!?罰当たりなっ!」
「しかしなんで俺へのお守りなのにお前が試合中に持ってるわけ?」
「う~…渡すタイミングがなかったんですー…体育館行ったらもう試合始まってるし…あれよあれよと優勝しちゃうし…もうこうなったら墓場まで持ってこうかと…」
「また墓場かよ!」
「返してください!」
「やだ。」
「そんなヘタクソなお守り持ってたらお守りどころか逆に呪われますよ!!」
「自分で作ったわりにすごい言い様だね…」
「かーえーしーてー!」
「しつこい。病人は大人しく寝てろ。」
「あたっ!」
王子が冷えピタを貼ってる部分にチョップした。
「ふぅん…じゃあ、コレのお礼ってことでデートってのは?」
え?
「あ!それ!」
振り返ると王子はあたしが作ったお守りを手に持っていた。
「キャー!見ないで!返して!エッチスケッチワンタッチー!」
慌てて取り返そうとするがヒョイっとハーパンのポッケに入れられてしまった。
「このヘタクソなお守りは俺へのプレゼントですよね?」
「違います。」
「でもお守りの中の手紙には王子へって書いてあったんですけど。」
「中見たの!?罰当たりなっ!」
「しかしなんで俺へのお守りなのにお前が試合中に持ってるわけ?」
「う~…渡すタイミングがなかったんですー…体育館行ったらもう試合始まってるし…あれよあれよと優勝しちゃうし…もうこうなったら墓場まで持ってこうかと…」
「また墓場かよ!」
「返してください!」
「やだ。」
「そんなヘタクソなお守り持ってたらお守りどころか逆に呪われますよ!!」
「自分で作ったわりにすごい言い様だね…」
「かーえーしーてー!」
「しつこい。病人は大人しく寝てろ。」
「あたっ!」
王子が冷えピタを貼ってる部分にチョップした。