ダーリンは王子様★
◇恋敵!?あゆみ登場!!
楽しい夏休みはあっという間に過ぎていって、終わらない宿題を無理矢理悠太にやらせて、夏休みが終わった。
そして9月。
2学期始業式。
「あー…あたし今完全に病状が五月病なんだけど。」
体育館で校長先生の話を聞きながら香奈ちゃんがかったるそうに言った。
「五月病?」
「やる気ないし、学校行きたくないし、布団が恋しい。」
「へぇ~。あたしは学校が始まってうれしいけどな☆」
「なんで!?気がしれないんだけど!」
「だって学校始まったら毎日王子に会えるんだもんっ!」
「あぁ…そういうことね…」
シャツの胸ポケットからピョコっと出たアルパカを見て思わずニヤける。
「次に、2年代表生による新学期の挨拶。」
「あ、王子出るんじゃね?」
ステージ横の階段をゆっくり、堂々と昇る王子。
ステージにあがると女子の黄色い声とため息混じりの「カッコいい」の声。
「みなさん、おはようございます☆夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか。」
王子の甘い声に女子の黄色い声はますます大きくなった。
微笑みながら、優しく、上品にみんなに話しかける王子。
あたしはあの人とデートをしてしまったんだよね…
「クックックッ…」
「ちょ、ユカリンきもいからやめて。」
そして9月。
2学期始業式。
「あー…あたし今完全に病状が五月病なんだけど。」
体育館で校長先生の話を聞きながら香奈ちゃんがかったるそうに言った。
「五月病?」
「やる気ないし、学校行きたくないし、布団が恋しい。」
「へぇ~。あたしは学校が始まってうれしいけどな☆」
「なんで!?気がしれないんだけど!」
「だって学校始まったら毎日王子に会えるんだもんっ!」
「あぁ…そういうことね…」
シャツの胸ポケットからピョコっと出たアルパカを見て思わずニヤける。
「次に、2年代表生による新学期の挨拶。」
「あ、王子出るんじゃね?」
ステージ横の階段をゆっくり、堂々と昇る王子。
ステージにあがると女子の黄色い声とため息混じりの「カッコいい」の声。
「みなさん、おはようございます☆夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか。」
王子の甘い声に女子の黄色い声はますます大きくなった。
微笑みながら、優しく、上品にみんなに話しかける王子。
あたしはあの人とデートをしてしまったんだよね…
「クックックッ…」
「ちょ、ユカリンきもいからやめて。」