ダーリンは王子様★
「髪、仕上げしてあげるね。」


「ありがとうございます。」



そう言うと先輩はロココ調の引き出しの中からワックスやスプレー、ドライヤーを取り出した。



「今年の新入生、約200人だってさ☆」



「200人…」



「みんなが政宗に注目するんだよ!楽しみだね♪」



「梓さんワザとプレッシャーかけてますよね。」



「でも昨日の始業式でもお披露目してるんだからもう大丈夫でしょ?」



「昨日は昨日です。」


「はいっ☆出来たよ♪」



鏡を渡され確認する。


おぉ!!



「カッコいいでしょ☆」


「はい!」


「それじゃあ、本番頑張って☆」


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