ダーリンは王子様★
「悲しいです」とか「それでもあたしは好きです」とか、
蒼井ならそう言ってくれるって、心のどこかでそう思ってたし、そう言ってくれることを俺自身望んでいたのかもしれない。
正直、蒼井はいつだって俺のことを好きだと上から見ていたんだ。
「応援します」とかそんな言葉が欲しかったんじゃない。
でも蒼井からそんなことを言われ、なぜだか少し悲しくなった。
なんてことない、ただ試したつもりだった。
なのに急に蒼井に見放された気がした。
あんなに王子王子と寄ってきた蒼井が遠くに感じた。
だけど、今思えばあれは蒼井なりの俺に迷惑をかけないようにするための気遣いで、好きなのにムリして“応援します”と言わせた俺は最低だと気付いた。
蒼井と会わなくなって数日、梓さんがこんなことを言っていた。
「昨日たまたまユカちゃん見掛けたんだけど…目は腫れ上がってるしやつれてるしで別人みたいだったよ?」
すぐにそれは俺のせいだと思った。
俺の何気ないひとことに蒼井は傷付いたんだと。
今すぐにでも「あれは違う」と行けば蒼井は元通りになるかもしれない。
でも、今さらどんな顔をして会えばいいのかわからなかった。
それに、俺は蒼井のことを“好き”として見ていないのにそんなことを言ったら勘違いさせてしまうだけじゃないのか…そう思った。
蒼井ならそう言ってくれるって、心のどこかでそう思ってたし、そう言ってくれることを俺自身望んでいたのかもしれない。
正直、蒼井はいつだって俺のことを好きだと上から見ていたんだ。
「応援します」とかそんな言葉が欲しかったんじゃない。
でも蒼井からそんなことを言われ、なぜだか少し悲しくなった。
なんてことない、ただ試したつもりだった。
なのに急に蒼井に見放された気がした。
あんなに王子王子と寄ってきた蒼井が遠くに感じた。
だけど、今思えばあれは蒼井なりの俺に迷惑をかけないようにするための気遣いで、好きなのにムリして“応援します”と言わせた俺は最低だと気付いた。
蒼井と会わなくなって数日、梓さんがこんなことを言っていた。
「昨日たまたまユカちゃん見掛けたんだけど…目は腫れ上がってるしやつれてるしで別人みたいだったよ?」
すぐにそれは俺のせいだと思った。
俺の何気ないひとことに蒼井は傷付いたんだと。
今すぐにでも「あれは違う」と行けば蒼井は元通りになるかもしれない。
でも、今さらどんな顔をして会えばいいのかわからなかった。
それに、俺は蒼井のことを“好き”として見ていないのにそんなことを言ったら勘違いさせてしまうだけじゃないのか…そう思った。