ダーリンは王子様★
「俺は、この学校の王子だ。」
「…知ってます。」
「王子はみんなの憧れでなければならない。つまり、恋愛禁止。特定の人を好きになったり付き合ったりするのは学校の全生徒を裏切ることになる…わかるか?」
「……はい。」
「俺は梓さんに王子として任命してもらった以上、きちんと王子としての役割を果たしたいんだ。」
「はい…」
「だから今は付き合うとか…そういうことは出来ない…」
「……………そう…ですよね…」
「だけど、お前のことは…その…ちゃんと想ってるし、好きだから…王子としての役目が終わるまで、待っててほしい…んだけど。」
「待つ…?」
「3学期の終業式まで待っててほしい…そのときに…また、ちゃんと告白するから……ダメ…かな?」
「ダメじゃないです!」
「…待てる?」
「いくらでも待てます!死ぬまで待てます!」
「重いわ!」
「…うん、いや、さすがに死ぬまでは待てないかも…」
「だよね。だと思うよ。」
「待ちますけど…そのあいだに他の人好きになるなんてこと…ないですか!?」
「…それは、わかんない。」
「……ううぅぅ~!」
「泣くなよ!冗談じゃん!うそうそ!」
「ウソに聞こえない~…!」
「なにそれ!俺がそんな軽い男に見える?」
「見える…………ギャッ!」
俺は蒼井の頭に置いていた手で思いっきり叩いてやった。
「…知ってます。」
「王子はみんなの憧れでなければならない。つまり、恋愛禁止。特定の人を好きになったり付き合ったりするのは学校の全生徒を裏切ることになる…わかるか?」
「……はい。」
「俺は梓さんに王子として任命してもらった以上、きちんと王子としての役割を果たしたいんだ。」
「はい…」
「だから今は付き合うとか…そういうことは出来ない…」
「……………そう…ですよね…」
「だけど、お前のことは…その…ちゃんと想ってるし、好きだから…王子としての役目が終わるまで、待っててほしい…んだけど。」
「待つ…?」
「3学期の終業式まで待っててほしい…そのときに…また、ちゃんと告白するから……ダメ…かな?」
「ダメじゃないです!」
「…待てる?」
「いくらでも待てます!死ぬまで待てます!」
「重いわ!」
「…うん、いや、さすがに死ぬまでは待てないかも…」
「だよね。だと思うよ。」
「待ちますけど…そのあいだに他の人好きになるなんてこと…ないですか!?」
「…それは、わかんない。」
「……ううぅぅ~!」
「泣くなよ!冗談じゃん!うそうそ!」
「ウソに聞こえない~…!」
「なにそれ!俺がそんな軽い男に見える?」
「見える…………ギャッ!」
俺は蒼井の頭に置いていた手で思いっきり叩いてやった。