ダーリンは王子様★
◆クリスマス・ラブ☆
―――――――――
「真っ赤なおっ鼻の~トナカイさんはー♪いっつもみんなのーわらいものー♪」
「むしろ俺はお前のオンチさに笑えるんだけど。」
街はイルミネーションで彩られる12月。
世間はすっかりクリスマスムード一色☆
今日はいつものVIPルームにて王子にクリスマスツリーの飾りつけを命じられていた。
「どーでもいいけど王子も手伝ってくださいよ!」
さっきからブランケットにくるまってソファーで寝てばかりの王子…。
あたしはパシりかっ。
「やだよ。さみーし…何よりダルいし、飾り付けとか。だからお前に頼んだんだけど。」
「やる気ないですね~。」
寝返りを打つ王子を横目にモミの木に着々と飾り付けをする。
「よし、最後にー…てっぺんにお星様をー……おー…」
届かないー!
もうちょっとなのにー!
お星さま片手につまさき立ちでゆらゆらと立つ。
「ぬわっ!」
バランスを崩しそうになった瞬間、あたしの身体がフワッと地面から浮いてモミの木のてっぺんに近付いた。
「…王子!」
「お前見てて危なっかしいんだよ…これなら届くだろ。」
あたしの身体は王子に持ち上げられていた。
「たかーいっ!」
「はしゃぐな、重い。早くつけろ。」
「そこまで言います!?」
あたしはほっぺたを膨らましながらてっぺんにお星さまをつけた。
「王子できたよっ☆」
「じゃあ降ろすぞ。」
「えぇ~!」
「真っ赤なおっ鼻の~トナカイさんはー♪いっつもみんなのーわらいものー♪」
「むしろ俺はお前のオンチさに笑えるんだけど。」
街はイルミネーションで彩られる12月。
世間はすっかりクリスマスムード一色☆
今日はいつものVIPルームにて王子にクリスマスツリーの飾りつけを命じられていた。
「どーでもいいけど王子も手伝ってくださいよ!」
さっきからブランケットにくるまってソファーで寝てばかりの王子…。
あたしはパシりかっ。
「やだよ。さみーし…何よりダルいし、飾り付けとか。だからお前に頼んだんだけど。」
「やる気ないですね~。」
寝返りを打つ王子を横目にモミの木に着々と飾り付けをする。
「よし、最後にー…てっぺんにお星様をー……おー…」
届かないー!
もうちょっとなのにー!
お星さま片手につまさき立ちでゆらゆらと立つ。
「ぬわっ!」
バランスを崩しそうになった瞬間、あたしの身体がフワッと地面から浮いてモミの木のてっぺんに近付いた。
「…王子!」
「お前見てて危なっかしいんだよ…これなら届くだろ。」
あたしの身体は王子に持ち上げられていた。
「たかーいっ!」
「はしゃぐな、重い。早くつけろ。」
「そこまで言います!?」
あたしはほっぺたを膨らましながらてっぺんにお星さまをつけた。
「王子できたよっ☆」
「じゃあ降ろすぞ。」
「えぇ~!」