ダーリンは王子様★
「うれしいけど、ごめんね☆僕にお姫様は必要ないから。誰か違う人を探してください♪」











ちゅどーん!
あっさり玉砕。
秒殺どころか瞬殺!
爽やかに殺された!





「それじゃあ僕はそろそろ教室に戻るね。蒼井さんもホームルームには遅れないように☆それと…のぞきみはやめたほうがいいと思うよ☆」




大股開いて仁王立ちするあたしの横を爽やかに王子は通りすぎていった。


その瞬間、またあのグッチの香水がフワッと香る。



グッチのこのニオイ=王子☆


インプット完了!





て、ゆーか…


今…あたしのこと、蒼井さんって…蒼井さんって名前で呼んでくれたよね!?







「王子っ!」



慌てて振り返ったがそこにはもう王子の姿はなかった。




か、かっちょいーッ!!完璧ホレたよ王子様っ!




……………てか、




のぞきみしてたことバレてたーッ!!


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