ダーリンは王子様★
◆アナタが…王子!?
―――――――――
「あ、ユカリン。王子いるよ!」
「なぬっ!?」
窓ガラスにピタッと張り付く。鼻がムギューと押されてるがおかまいなし!
学校生活にもだいぶ慣れ、高校生ライフを満喫している5月の中頃。
あたしの最近の日課は“王子観察”になっていた。
「ちょ、怖い怖い!鼻息でガラス曇ってるから!」
必死すぎるあたしを香奈ちゃんが止める。
窓の外、グラウンドにいるのは紛れもなく王子。
半袖ハーパンで友達と楽しそうに準備体操をする王子…
「か、かっこよすぎる…は!そうだ!」
あたしは慌てて席に戻るとピンク色のカワイイ便せんを机の中から取り出し、油性マジックで文字を書き始める。
「王子へ★だいすきです♪付き合ってください!1A蒼井ユカ……っと!出来た!」
「なにそれ…」
「ラブレターだよ!」
「なんか重みのないラブレターだな…」
「これを~こーして…こーして……じゃじゃーん!ユカリン特製ラブレター飛行機ッ!」
「はあ~!?」
「あ、ユカリン。王子いるよ!」
「なぬっ!?」
窓ガラスにピタッと張り付く。鼻がムギューと押されてるがおかまいなし!
学校生活にもだいぶ慣れ、高校生ライフを満喫している5月の中頃。
あたしの最近の日課は“王子観察”になっていた。
「ちょ、怖い怖い!鼻息でガラス曇ってるから!」
必死すぎるあたしを香奈ちゃんが止める。
窓の外、グラウンドにいるのは紛れもなく王子。
半袖ハーパンで友達と楽しそうに準備体操をする王子…
「か、かっこよすぎる…は!そうだ!」
あたしは慌てて席に戻るとピンク色のカワイイ便せんを机の中から取り出し、油性マジックで文字を書き始める。
「王子へ★だいすきです♪付き合ってください!1A蒼井ユカ……っと!出来た!」
「なにそれ…」
「ラブレターだよ!」
「なんか重みのないラブレターだな…」
「これを~こーして…こーして……じゃじゃーん!ユカリン特製ラブレター飛行機ッ!」
「はあ~!?」