ダーリンは王子様★
―――――――――

「ついた!」



電車に揺られること約1時間。



目的地の駅に到着。
タダっちが住所を書いてくれたメモとにらめっこ。



もー…しかし、全っ然わかんない!!


これメモすらなかったら死んでたぞ。



うーん…どうしよっかなぁ…



あ☆


そうだ☆








「すいませーん。ここの住所まで行ってください☆」






こんなときはタクシー!!



ちょっと庶民のあたしには贅沢だけど…王子のためにはしょうがない!


駅からタクシーで5分ちょい。



「その住所だと、この辺だなぁ。」


「ありがとーございました。」






止まった場所は閑静な住宅街。



この家のどこかが王子の自宅…



あとはもう表札見てまわるしかないかな。



キョロキョロしながら表札を確認していく、と…



前方から何やら声が聞こえてきた。



ん?
このへんの人かな…



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