君の声、僕の歌姫
気を取り直し、ラウト達一行はリスタルを後にしました。
その背後に怪しい影が付いて来ているのも知らずに。
一方、フェネルは考え事をしていました。
あの時に石が点滅した理由を彼は知っていました。
それは、あの時ラウトに言った風邪をひいたとかの類では決してありませんでした。
(ラウトに告げるべきか? ラルドまで5日。賞金首を捕まえるのに1日かかったとして、
6日。あの3人の事だ。イフェルまでの道のりを確認して、
賞金首を引き渡す事も兼ねて、また準備に戻るだろう。
そしたら更に5日かかるか……その後にイフェルの元まで行くとなると……
まずいかも知れないな。間に合わないかもしれない。
それにあのラウトを助けた奴……まさか、な。まあ害はないかもしれんが)
フェネルにしては珍しく、思い悩んでいました。
その背後に怪しい影が付いて来ているのも知らずに。
一方、フェネルは考え事をしていました。
あの時に石が点滅した理由を彼は知っていました。
それは、あの時ラウトに言った風邪をひいたとかの類では決してありませんでした。
(ラウトに告げるべきか? ラルドまで5日。賞金首を捕まえるのに1日かかったとして、
6日。あの3人の事だ。イフェルまでの道のりを確認して、
賞金首を引き渡す事も兼ねて、また準備に戻るだろう。
そしたら更に5日かかるか……その後にイフェルの元まで行くとなると……
まずいかも知れないな。間に合わないかもしれない。
それにあのラウトを助けた奴……まさか、な。まあ害はないかもしれんが)
フェネルにしては珍しく、思い悩んでいました。