君の声、僕の歌姫
ダーリアと赤子がいるであろう扉の向こうからは、血の匂いがしました。

そこに辿り着いたイフェルは恐る恐る扉を開けました。

するとそこには大量の血を流して倒れているダーリヤと赤子の姿がありました。

その無残な姿にイフェルは何も言えなくなりました。

その時でした。イフェルの帰還を待ち構えていた男達が、

一斉にイフェルに襲いかかりました。イフェルは俯いていた顔をあげ、

男達の姿を確認すると…………


「お前達かぁぁぁぁぁぁぁ」


イフェルは男達に攻撃を仕掛けました。

ある男は切り裂き、ある男は燃やし、ある男は感電させ…………

次々と男達を倒していきました。

この空間で彼を止める事の出来るものは誰もいませんでした。
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