君の声、僕の歌姫
「な、んで…………」
「イフェル、ワタシ達の生みの親は神である事は知っているな?
だからワタシ達は不老不死に近い存在でもある。
恐らくはこう言った悲劇を招かないよう、生まれ変わりとの恋を阻止する為だ。
勿論お前の子供もだ。可哀想に…………」


淡々とフェネルは言いました。

その言葉はイフェルをどん底に落とすのに十分でした。


「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁー!!」


狂ったイフェルはフェネルに攻撃を仕掛けました。

これが切欠でイフェルとフェネルが大喧嘩の始まりでした。

町や村だけではなく国までも壊滅に追い込むんじゃないかという勢いで、

その喧嘩は過激になって行きました。ネゲルが2人を止めるまでの3年間、

それは続きました。喧嘩が終息した後も、この2人の仲が戻る事はありませんでした。
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