君の声、僕の歌姫
歌姫-女神-の運命
張りつめた空気がそこには流れました。
ラウトはフェネルにキルシュ達の事を頼むと、イフェルに剣をぶつけようとしました。
しかしイフェルにはそれがスローに見えたようで、すぐにかわされました。
「お前の力はこんな物ではないだろう? 既にお前の力は……」
ラウトが次にしかけた雷もいとも簡単にかわすイフェルは、笑みを浮かべながら、
「フェネルからの借り物ではなく、本当のお前の力だろう?」
ラウトにはその言葉は届いていませんでした。
イフェルはいい加減かわすのもつまらなくなったからなのか、
立ち止まりラウトに向けて攻撃を仕掛けました。
フェネルはそれに気付きますが、この対決に自分の介入は無駄だとあえて黙っていました。
ラウトはフェネルにキルシュ達の事を頼むと、イフェルに剣をぶつけようとしました。
しかしイフェルにはそれがスローに見えたようで、すぐにかわされました。
「お前の力はこんな物ではないだろう? 既にお前の力は……」
ラウトが次にしかけた雷もいとも簡単にかわすイフェルは、笑みを浮かべながら、
「フェネルからの借り物ではなく、本当のお前の力だろう?」
ラウトにはその言葉は届いていませんでした。
イフェルはいい加減かわすのもつまらなくなったからなのか、
立ち止まりラウトに向けて攻撃を仕掛けました。
フェネルはそれに気付きますが、この対決に自分の介入は無駄だとあえて黙っていました。