君の声、僕の歌姫
その言葉に男達や神父は怒りを覚えました。
“声を失った女神を保護して何が悪い”、と。
ラウトは溜息を吐いて、そして反論しました。
「分かっていないねえ……誰とも会えずにずっと部屋にいたら、
気が狂って死んじゃうって事もあるんだよ。スティーだからそれはないって断言出来るか?
沢山泣かせておいてよく言うよ。女神が死んだらそっちだって大きな損失だろ?」
その言葉に神父は納得したのか、スティーに1人だけ面会しても良い人間を選ぶように言いました。
勿論旅立つ予定のラウト以外で、です。
するとスティーはローゼを指差しました。それに対してローゼは驚きました。
「本当に良いの?」
“声を失った女神を保護して何が悪い”、と。
ラウトは溜息を吐いて、そして反論しました。
「分かっていないねえ……誰とも会えずにずっと部屋にいたら、
気が狂って死んじゃうって事もあるんだよ。スティーだからそれはないって断言出来るか?
沢山泣かせておいてよく言うよ。女神が死んだらそっちだって大きな損失だろ?」
その言葉に神父は納得したのか、スティーに1人だけ面会しても良い人間を選ぶように言いました。
勿論旅立つ予定のラウト以外で、です。
するとスティーはローゼを指差しました。それに対してローゼは驚きました。
「本当に良いの?」