君の声、僕の歌姫
村を出た翌朝。
ラウトの旅は今のところ順調……と言う訳でもありませんでした。
簡単に言ってしまえば道に迷ってしまったと言うべきでしょう。
幸いにもまだそれ以外では危険な目にはまだ遭っていませんでした。
「くっそーっ! 此処をこうじゃなかったのかよ!?」
森の中、フェネルから貰ったイフェルの居所までの道のりの紙を見つめ、
ラウトのイライラは募るばかりです。
その時でした。タイミング良くラウトに聞き慣れた声が降り注いだのは。
『地図も読めないのか? 力を与える以前の問題だな』
「…………!? フェネルか!?」
ラウトの旅は今のところ順調……と言う訳でもありませんでした。
簡単に言ってしまえば道に迷ってしまったと言うべきでしょう。
幸いにもまだそれ以外では危険な目にはまだ遭っていませんでした。
「くっそーっ! 此処をこうじゃなかったのかよ!?」
森の中、フェネルから貰ったイフェルの居所までの道のりの紙を見つめ、
ラウトのイライラは募るばかりです。
その時でした。タイミング良くラウトに聞き慣れた声が降り注いだのは。
『地図も読めないのか? 力を与える以前の問題だな』
「…………!? フェネルか!?」