君の声、僕の歌姫
「いやいやいやいや、待て待て待て! 魔物って何!? 1度も見た事ないんだけど。
意図的に狙っているとかって言うのも引っ掛かるんだけど、本当に何!?」
戸惑うラウトにフェネルは冷静に答えました。
『聞き逃したのか? だったらもう1度言おう。
イフェルやネゲル、そしてワタシは魔物を引きつけないように強力な魔法をかけている。
特にお前のあの村はワタシの住む場所でもあるから、決して魔物が入る事はない。
だが魔法の効力が薄い所や完全に効いていない所はな……』
そこまででフェネルは言葉を口にするのをやめました。
それは突然の事だったので、ラウトは続きをなかなか言わないフェネルに苛立ちを覚えます。
『早くお前も気付けっ!』
意図的に狙っているとかって言うのも引っ掛かるんだけど、本当に何!?」
戸惑うラウトにフェネルは冷静に答えました。
『聞き逃したのか? だったらもう1度言おう。
イフェルやネゲル、そしてワタシは魔物を引きつけないように強力な魔法をかけている。
特にお前のあの村はワタシの住む場所でもあるから、決して魔物が入る事はない。
だが魔法の効力が薄い所や完全に効いていない所はな……』
そこまででフェネルは言葉を口にするのをやめました。
それは突然の事だったので、ラウトは続きをなかなか言わないフェネルに苛立ちを覚えます。
『早くお前も気付けっ!』