君の声、僕の歌姫
「大きな石があるって注意しようとしたのに」
「!?」


ラウトはその石に頭をぶつけて気を失ってしまいました。


………………………………

……………………

…………

……



「……だ……ぶっ!? ……して!」


ラウトが目を覚ました時、顔の目の前には……白い兎のお面がありました。

頭がまだぼんやりしているラウトからすれば、また魔物が現れたと思ったのでしょう。

勢い良く起き上がり攻撃態勢に入ろうとしますが、頭の痛みに悶えました。
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