君の声、僕の歌姫
「…………ったあー!!」
「頭打ったんだから、動かない方が良いよ」
冷静にハルトと思わしき人物が言います。
が、彼もまた兎ではなく狐のお面を被っていました。
ラウトは再び混乱しました。魔物が2匹もいる、と。
思わず傍にあった剣を握りしめたその瞬間でした。
「ストォープ! 大人しくして! あたし達は魔物なんかじゃないって!」
「……むしろ君の味方デス」
2人がそれぞれのお面を取りながら片方は慌てながら、
片方は棒読みかと疑ってしまいたくなるような冷静ぶりで、
自分達は敵じゃないと主張しました。
「頭打ったんだから、動かない方が良いよ」
冷静にハルトと思わしき人物が言います。
が、彼もまた兎ではなく狐のお面を被っていました。
ラウトは再び混乱しました。魔物が2匹もいる、と。
思わず傍にあった剣を握りしめたその瞬間でした。
「ストォープ! 大人しくして! あたし達は魔物なんかじゃないって!」
「……むしろ君の味方デス」
2人がそれぞれのお面を取りながら片方は慌てながら、
片方は棒読みかと疑ってしまいたくなるような冷静ぶりで、
自分達は敵じゃないと主張しました。