君の声、僕の歌姫
「ま、本当はそっちが名乗れって言いたいけれど……怪我させちゃったから先に名乗るね。
あたしはキルシュ! 17歳」
「……ハルト。歳は19」
横に一括りに結った群青色の髪を揺らしながら、エメラルドの瞳を輝かせるキルシュ。
それとは正反対に愛想の“あ”の字も見受けられないくらいに冷静な、
黒に近い藍色の髪と瞳を持つハルト。
ラウトはそんな2人を見て何となく凄い組み合わせだと思いました。
「俺はラウト。歳が18だ」
「ラウト、ね! でもラウト……あんな無防備じゃ襲われても無理ないよ?」
キルシュがそう言えば、横でハルトは首を何度も縦に振ります。
あたしはキルシュ! 17歳」
「……ハルト。歳は19」
横に一括りに結った群青色の髪を揺らしながら、エメラルドの瞳を輝かせるキルシュ。
それとは正反対に愛想の“あ”の字も見受けられないくらいに冷静な、
黒に近い藍色の髪と瞳を持つハルト。
ラウトはそんな2人を見て何となく凄い組み合わせだと思いました。
「俺はラウト。歳が18だ」
「ラウト、ね! でもラウト……あんな無防備じゃ襲われても無理ないよ?」
キルシュがそう言えば、横でハルトは首を何度も縦に振ります。