君の声、僕の歌姫

「んー、このパターンはあれだね。
此処にいる全員には情報は教えてくれないってパターンだね」
「は!?　そんなの来て損なだけじゃん!」
「どうだろ?」


この場にいる全員に教えないのならば、自分達には教えない可能性があると言う事。

つまりは来るだけ無駄だ、と言う状態になりかねない事を意味していました。

3人が入ってから間もなくして周囲の人間が、次々と言葉を彼らに投げます。

しかしそれらの言葉は全て3人をけなすような言葉ばかりでした。


「おいおい、此処は未成年立ち入り禁止だぜ?」
「こいつらガキみたいなもんでも入れるなんて、俺達も見くびられたモノだな」
「まあ、すぐに始末するさ」