夏の雪

「いや、だから、今時名前呼ばれて、手まで振られてるのに、気付かないとか!ナイでしょ―(笑)」


まぁ…

そう何だけど……


「だってさあ、奈々?あの人、カッコよくない??」



私は彼に気付かれない程度に指をさして教える。


「えー、どれどれ?」

「あれだよッッッ!ホラ」


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