りんご飴、みたいな。



「はぁ…っ」



ちゅっ。




軽いリップ音が、耳を塞ぐ指の隙間から聞こえた。




がたって、机を揺する音がして。




「…じゃあ…、また」




彩子先生の、少し息切れした言葉が聞こえた。






やばい、こっち来るじゃん!!




隠れる場所。
場所〜〜っ!!
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