空色のアリス


「ね?」

「アリス」

「あの二人の喧嘩で」

「困っていたら」

「「いつでも僕らにまかせてよ」」



「そうね、ありがとう
ティーくんとカップくん」


相手の顔を見ながら
私がそう笑顔で答えると
二人はおや?な顔をした。


「僕たちの」

「違いが」

「分かるの?」



「え?…うん、分かるよ
ティーくんとカップくん
……でしょ?」


とても似ているけど
目の色とか、服の模様とか
違うから違いは分かる。



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