君にキス。
童顔猫はコクリと小さく頷き、「すみません」と小さく謝る。
「ごめんなさい、この子この通り小さいもんで」
背の高い奴が、あははと笑いながらそう言う。
それに
「お前は俺の保護者かっ!」
童顔猫がつっこんで、思わずクスリと笑ってしまう。
それを気付いていないのか、二人はその場で言い合いを続けていた。
「じゃ、気をつけてね」
言い争いをしている二人を残して、俺は立ち去る。
見事な凸凹ぶり、あの身長差は素晴らしい。