王子様は夢の中---いいえ、違うの---





次の日から、春日は、その人たちとつるんでた。



あたしは、めちゃくちゃ後悔して、

春日ちゃんの家に謝りに行ったんだ。





「春日ちゃん!ごめんね!本当にごめん!

明日、買い物しに行こう?明日、あたし先輩に誘われても断るから!!

お願い!!仲直りして!!」





春日ちゃんは優しかった。今もだ。

春日ちゃんは、あの人達に、パシられてるだけだってことも知ってる。



でも、春日ちゃんはあたしを選んではくれなかった。


普通の関係には戻ったけど、ただのクラスメイト………。










その後、あたしはあの人達とも普通の関係になって、女子同士の廊下雑談会は開かれるようになった。





でもやっぱり、あの人達とは、合わないのかな……





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