人魚姫~A Mermaid Princess of victory~
不思議な出会いだった。ただなんとなく、あのさばさばした性格は彼女に似ていた…。
その翌日からだった。俺のタイムが上がるようになったのは。
“おい、直。昨日何があったん?”
“別に何も”
“昨日見たぜ?お前が女といるの”
“あぁ、昨日は砂浜走ってて、波にさらわれたの。んで、お前が見たっていう女に助けられたわけ”
“ふーん。知らない女?すごく親しげだったけど”
“あぁ”
“じゃあお前相当ついてたな”
“ほんと、俺も死ぬかと思った”
“ねぇ、美人だった?ってか、名前聞かなかったの?”
“聞けなかった。本人曰く`人魚´または`唯の女子高生´だって”
“えっ?高校生なの?”
確かに疑問を感じた。
だって……
その翌日からだった。俺のタイムが上がるようになったのは。
“おい、直。昨日何があったん?”
“別に何も”
“昨日見たぜ?お前が女といるの”
“あぁ、昨日は砂浜走ってて、波にさらわれたの。んで、お前が見たっていう女に助けられたわけ”
“ふーん。知らない女?すごく親しげだったけど”
“あぁ”
“じゃあお前相当ついてたな”
“ほんと、俺も死ぬかと思った”
“ねぇ、美人だった?ってか、名前聞かなかったの?”
“聞けなかった。本人曰く`人魚´または`唯の女子高生´だって”
“えっ?高校生なの?”
確かに疑問を感じた。
だって……