人魚姫~A Mermaid Princess of victory~
“ねぇ、なんか冷たいのある?濡れタオルとか、ペットボトルとかでいいけど”


“あぁ、あるある。ちょっと待ってて”


朝倉はそう言うなり自分のカバンをあさりだした。


“何、詩音ちゃんって、昔からひどいの?”


“うん、俺の記憶だと強烈に。いっつも吐いてたし”


“ふーん。ってか直、なんでそんな不機嫌な顔してるの?”


“別に”


“そんなに嫌?俺が`詩音ちゃん´って呼ぶの”


“なっ!別にそんなこと”


“あったー。ハイ、これ冷えタオルね。




悪いけど、そのまま寝かせといてもいい?”


“あぁ、別に構わないけど”


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