堂々美女と下僕男子?
外に出ると、空はすっかり暗くなっていた。

どこかで花火をする音も聞こえる。

佳恋さんは車に向かって歩いていく。

その先に見覚えのある顔を見つけた。

「常盤…」

目が合った瞬間、常盤は走り出し、

すぐ闇に消えてしまった。

俺の行動はチェックされているのだろう。

「面倒なことになったな」
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