Animal Voice
後悔にやられ、寝ていると姉が帰ってきた。

「ただいま~。うわ、洗濯物やってないの~?」

姉が今朝と同じように
何かを言っているがそんなのどうでもいい。

とにかくどうしよう。
ということばかり考えていた。




だんだん姉の足音が近づいてくる。

ガチャン。
姉が部屋に入ってきた。

「英奈!」

「ん……。」

「うちには大人がいないんだからね!!」

「そんなのわかってるよ」

「だったら、なんで洗濯物とかやらないの!?」

「・・・・・・」

「英奈!?聞いてるの!?」

「もう!うるさいな!少しは黙ってよ!」

「は?何その態度。もうご飯作らないからね!」

ご飯……?
ベッドの上の時計に目をやる。

まぢ!?もう6時半過ぎ!
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