現代戦国時代2
「ぐっ……」
 
片膝をつき、地面にうずくまる海野。
 
胸を押さえていることからして、肺にかなり衝撃を受けたようだ。
 
「意識を飛ばすつもりで打ったのにな。なかなかお強いみたいだな?」
 
バカにしたような口調の源内。
 
海野は必死に呼吸を整えようとしている。
 
しかし、焦れば焦るほど呼吸は激しくなっていく。
 
「立つなよ。これ以上俺はやる気はねえんだからな」 

源内は両手を挙げ、戦意のないことを伝える。
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