現代戦国時代2
「で、本当の目的は?」
 
信玄は俺たちのあさはかな考えを見抜いた。
 
「え?」
 
とぼける隆盛。
 
「君たちのような力があれば、わざわざ私の傘下にいる必要はないだろう?」
 
俺たちの力を見抜いた上での発言だ。
 
うそをつくのは止め、宝玉を見に来たという旨を伝えた。
 
「宝玉か……君たちも宝玉システムに興味があるんだね?」
 
信玄は腕組みし、なにやら考えている。
 
俺たちも何か困らせてしまったみたいで、申し訳なくなった。
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