現代戦国時代2
由利は道沿いにあった神社に入っていった。
 
俺もあとをついていく。
 
中では縁日の催し物のように出店が立ち並んでいた。 

にぎわう人だかりに食べ物のいい匂い。
 
胸が踊るような気持ちになりそうだが、由利を見失わないように必死になる。
 
神社の中央には今で言うステージがあり、その上で歌舞伎役者の格好をした男が舞を踊っている。
 
「あんた、こういうのすきかい?」
 
「いや……よさはよく分からないかな…」
 
「だろうね」
 
じゃあ、何で聞いたのだろうか…
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